海野まり子

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海野まり子「落語でカルタ~切り絵だよ~」

切り絵作家・海野まり子による、有名な落語の名句をモチーフにした場面がかるたになりました。
好きな落語家の粋な話し方を思い出しながら「かるた取り」をすると楽しいですよ。

落語でカルタ

制作のきっかけ

 落語を聞くようになったきっかけは、たまたま手に取った文庫本「道具屋殺人事件 神田紅梅亭寄席物帳」愛川晶/作でした。名探偵役は粋な落語家。作中作として、また謎を解く鍵として登場する魅力的な噺の数々。なんとも贅沢で面白く、すっかり落語が好きになりました。
 その頃、高円寺のキッチンバー、ノラや(落語会を企画する席亭でもいらっしゃる)でのグループ展、落語絵まつりに毎年参加していました。ある時、展示のために好きな落語の一文をカルタ札にして作ってみたら、多くの方に面白がってもらえました。
 それなら、いろは四十八文字分を作ってみようと思い立ち、でも一人ではすぐ行き詰ってしまい、考えあぐねていると、いろんな落語会の場で出会った落語家さんや落語通の方々が、たくさんの知恵を貸してくださいました。本当にありがたかったです。

 四十八文字分の札が完成すると、きちんとカルタに作りたくなりました。
 当時ご健在だった奥野会長に話を聞いていただき、めでたく製品化に漕ぎつけた次第です。落語通の方はもちろん落語初心者の方、海外の方にも楽しんでいただきたく思い、解説書には英訳も付けました。

 カルタで遊ぶときは読み手が大切です。ぜひ寄席や落語会に行ってみてください。動画配信も便利ですが、やはりライブは格別です。そこで出会って気に入った落語家さんの声や語り口をイメージしながら遊んでいただくのがお勧めです。お楽しみいただけますように!

海野まり子

海野まり子
東京都出身。10代より独学で切り絵を始める。
落語のような和のモチーフや音楽から浮かぶ情景など、イマジネーション豊かな世界を切り絵や影絵の手法で描き続けている。