紙切り名人 林家正楽師匠

あまりに早い旅立ちに、ただただ驚いております。

林家正楽師匠との出会いは、2002年に発売した「正楽寄席かるた」制作がきっかけでした。正楽師匠と演芸評論家の長井好弘さんとで作り上げられたこのかるたは、正楽師匠の「紙切り絵」で古きよき寄席の姿を生き生きと映し出しています。

2016年より始めた落語会「神保町かるた亭」の亡父伸夫の1周忌スペシャル会には、正楽師匠にもご出演頂きました。その場でお客様のリクエストに応え、リズミカルにはさみを動かす姿はまさに名人芸。

もうあの芸が見られないのか、優しい笑顔が見られないのかと思うと残念です。

ゆらゆらと体を動かしながら自在に紙切りをされる在りし日のお姿を偲びつつ、ご冥福をお祈り申し上げます。

 

株式会社 奥野かるた店
代表取締役社長 奥野誠子

 

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